「パストラル 村治佳織(G)」 村治佳織 定価: ¥ 3,190 #村治佳織 #CD・DVD #CD #クラシック #ギター #クラシックギター #サイン #サイン入り #Classic ライナーに村治佳織さんの直筆サイン入りです。 CD盤面に目立ったキズ無し、帯有ります。 ライナーに一部ケースの噛み跡が有ります。 アルバム・タイトルは収録曲の中で一番ムードのある曲名を取ったもの。村治佳織のイメージにもよく合っていて、ファンにアピールすること請け合いだ。しかし、もっと説明的につけるなら「カオリ・プレイズ・ロドリーゴ」になるだろう。なぜなら、村治佳織がここで弾いているのはすべてロドリーゴの作曲した曲だからだ。 また、演奏の質に言及するなら、いささか無粋ではあるが「ヤング・アンド・ワイルド」あたりか。村治佳織の元気にハジケた面が出たアルバムだからだ。メリハリがきいた演奏ということで一番にあげたいのは、「小麦畑で」。金属的で冷たい音色とソフトであたたかい音色の対比が印象的で、しかもそれらの交代がなんとも自然におこなわれる。うたごころも十分だ。「祈りと踊り」での躍動感、とくにダイナミクスの変化の大きさにも魅了される。「三つのスペイン風小品」では少し力みすぎた感があるが、それもまた健康的な覇気の表れときこえてすがすがしい。もちろん、ただがむしゃらに弾いているというわけではない。「ヘネラリーフェのほとり」「古風なティエント」でのトレモロやアルペジオなどの繊細なテクニックは、手の込んだデザートや金銀細工にも似た見事な仕事ぶり。最後に置かれた表題曲では、それまでの興奮をさますような静かな演奏をきかせる。 「アランフェス協奏曲」の抒情的なメロディーで知られるロドリーゴには、こんなモダンで実験的な面もあったのかと教えてくれるありがたいアルバムである。 クラシック Classic クラシックギター ギター